山形県精神神経科診療所協会

山精診について

会長挨拶

山形県精神神経科診療所協会(山精診:ヤマセイシン)のHPにようこそ。この会は、山形県内で地域の第一線でがんばる精神神経科診療所(メンタルクリニック・心療内科・こころのクリニックなど)の協会です。

こころの医療は時代とともにどんどん多様化しております。うつ病・うつ状態はよく知られており、さらに職場の人事異動や業務内容の変更など明らかな要因があって体調を崩す適応障害が急増しています。そのほか、社会不安症やパニック障害などの不安障害、トラウマを機に出現するPTSD、高齢者の認知症やその関連疾患も相談が増えています。また種々の症状を呈する背景として発達障害の存在を意識することが増えました。一方、高校生以下の若い児童思春期の相談なども増加しています。

世の中はネット社会になりいろいろな手段によって流通する情報量は格段に増加しています。しかし一方で、気楽に相談できる相手がなかなかいないことも多く、クリニック受診が最初の相談であることも少なくありません。わかりやすい街中の相談窓口としての機能が以前にもまして求められているように思われます。

会員一覧をご覧になっていただくとお判りのように、以前は精神科・心療内科と標榜していた名称は、メンタルクリニック、こころのクリニック等と多様化しています。時代の要望に合わせて施設も変化しているということかと思われます。このHPの情報がお近くの施設を選ぶ際のご参考になればと思います。

私たち山精診は皆さんが地域の中で医療を受けながらよりよい生活がおくれることを支援するために日々がんばっております。

沿革

全国組織としての日本精神神経科診療所協会は、昭和49年(1974年)12月に全国の開業精神科医が集って日本精神神経科診療所医会を結成したところから始まりました。当時は病院から地域への精神医療の改革が叫ばれた時期であり、この時期に前後して各都道府県に地域の協会が結成されていった歴史があります。

山形県では日本精神神経科診療症協会の会員は複数おられたものの、山形県としての協会が設立されたのはずっと後になってからの平成17年(2005年)6月。当時は現顧問である古沢先生がおひとりで会員でありましたので、設立に関しては並々ならぬご苦労があったとことと想像されます。

令和2年(2020年)より、2代目として東谷が会長になり現在に至っています。県内には20数か所のこころの医療に関する専門機関が存在しており、その中の15施設が会員として参加しております。今後会員間での研修の機会を増やすとともに、利用者の皆さんにより良い活動をご提供してまいります。